アダルトサイトで突然「登録完了」と出たら:ワンクリック請求の対処法
よくある手口
ワンクリック請求は、ボタンを1回押しただけで「契約が成立した」と思わせ、料金を払わせようとする手口です。よくあるのは次のような流れです。
- 動画の再生ボタンや、年齢確認の「はい」「18歳以上」を押す
- いきなり「登録完了」「会員登録ありがとうございます」と表示される
- 「利用料 ○万円」「○日以内に払わないと延滞料」などと支払いを迫られる
- 画面が消えない、何度も表示される、端末の情報を並べて不安をあおる
慌てて連絡したり払ったりする前に、まず落ち着いてください。
契約は成立していないと考えてよい
ネットで有料のサービスを申し込ませるとき、事業者には有料であることをはっきり示し、申し込み内容を確認する画面を用意することが求められています(電子消費者契約法)。
再生ボタンや年齢確認のボタンを押しただけで「登録完了」になるサイトは、この確認の手順がありません。消費生活センターなども、こうした事例では契約は成立していないと案内しています。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 料金を払う | 一度払うと「払う人」と見なされ、請求が続くことがある |
| 表示された電話番号・メールに連絡する | 名前や電話番号など、相手が知らなかった個人情報を渡すことになる |
| 「退会はこちら」「誤登録の方はこちら」を押す | 連絡先の入力や、さらに別の請求画面に誘導されることがある |
ボタンを押しただけでは、サイト側があなたの名前や住所を知ることはできません。自分から連絡しなければ、相手は請求のしようがないと考えてください。
画面が消えないときの手順
上から順に試してください。
- ブラウザのタブ(またはブラウザ自体)を閉じる
- 端末を再起動する(電源を切ると直ることがあります)
- ブラウザの閲覧履歴・キャッシュ・Cookie を削除する
- それでも消えない場合は、パソコンなら「システムの復元」、スマホなら初期化を検討する(先にデータのバックアップを取る)
身に覚えのないアプリが入っていたら、そのアプリも削除します。
「解決します」という相談窓口にも注意
検索で相談先を探すと、「ワンクリック請求を解決」「返金させます」とうたう窓口が出てくることがあります。公的な相談窓口のように見えても、実際は探偵業者などで、次のような手口で契約を迫る例が報告されています。
- 「放っておくと裁判を起こされる」などと不安をあおる
- 契約書をすぐ送るよう急かし、契約金を求める
- 契約書を読むと中身は「調査」だけで、請求を止めたり返金させたりはしない
返金の交渉を代わりに行えるのは、法律上、弁護士など一部の人に限られます。公的な相談窓口は契約金を求めません。
困ったときの相談先
- 消費者ホットライン「188」(いやや):電話すると、住んでいる地域の消費生活センターにつながります
- お住まいの地域の消費生活センター
すでに払ってしまった場合も、それ以上は払わずに消費生活センターへ相談してください。
予防のために
- 運営会社・料金・申し込みの確認画面がはっきりしている、正規のサイトを使う
- 年齢確認のボタンでいきなり料金が出るサイトは、その時点で閉じる
- 違法アップロード動画のサイトは、こうした請求画面への入り口になりやすい(違法アップロード動画を見ないほうがいい理由)